11/30 風テラスあくね

吉嶺史晴 独演会~バロック・近現代名曲集

1980年代の喫茶店で受けた衝撃を、11月30日 阿久根・風テラスで。

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あの日、喫茶店で胸を射抜かれた音

原点の一曲

1980年代の初頭、東京の郊外にある小さなクラシック喫茶で流れて来たのは、 オランダのリコーダー奏者 F.ブリュッヘン録音による A.コレッリ作曲《ラ・フォリア》でした。
古びたスピーカーから、アナログレコード特有の雑音を伴ったその音楽は、 珈琲とタバコの匂いが混ざる空気の中、レーザー光線のように真っ直ぐこちらに向かって来ました。

笛とともに歩んだ日々

以来、僕は狂ったようにこの笛の練習を始め、東京からベルギー、そして鹿児島と拠点を移しながら、 その間、演奏者として様々な国を旅するようになりました。
そんな頃、老いたブリュッヘンは世を去りました。

このコンサートに寄せて

この度、敬愛する鍵盤奏者 村原仁美さんをお迎えし、独演会を開催する運びとなりました。
リコーダー奏者としての僕の背骨を作ってくれたブリュッヘン、未熟な僕を導いてくださった先生方、
そして鹿児島の音楽ファンの皆様に、このささやかなコンサートを捧げます。

公演概要

  • 日時: 2025年11月30日(日)14時30分開演
  • 会場: 阿久根市 風テラスあくねロビー(70席限定)
  • 出演:
    吉嶺史晴(リコーダー)
    村原仁美(チェンバロ/ピアノ)
  • プログラム:
    A.コレッリ(1653-1713)
    リコーダーと通奏低音のための"ラ・フォリア”op5-12

    J.S.バッハ(1685-1750)
    リコーダーとオブリガートチェンバロのためのソナタBWV530より

    G.ジェイコブ(1895-1984)
    リコーダーとピアノのための"ソナティーナ”

    吉嶺史晴
    無伴奏テナーリコーダーのための"ララバイ"(2019) 他

※プログラムは当日の構成により変更となる場合があります。

フライヤー表面

プロフィール

吉嶺史晴|リコーダー

東京学芸大学教育学部を卒業後、ブリュッセル王立音楽院修士課程(作曲・音楽理論)を修了。 1993年アントワープ国際現代音楽コンクール特別賞を受賞。1995〜1999年にはフランダース・リコーダー・カルテットのメンバーとして欧州各国で演奏活動を行う。 その後もイギリス、ドイツ、ベルギーの音楽大学に招聘されマスタークラスを担当。2008年にはNHK大河ドラマ「篤姫」の音楽制作に参加。 2011年鹿児島県芸術文化奨励賞を受賞。2019年東京リコーダー音楽祭に独奏者として出演。 現在、鹿児島国際大学国際文化学部音楽学科講師、みやまコンセール協力演奏家。

▶︎ 日々の活動や制作の裏話は 吉嶺史晴のブログ にて綴っています。

村原仁美|チェンバロ/ピアノ

桐朋学園大学音楽学部演奏学科(ピアノ専攻)を卒業後、英国王立音楽大学および同大学院を修了。 南日本ジュニアピアノコンクールで6年連続優秀賞を受賞し、九州交響楽団や鹿児島交響楽団と共演。 第23回ブラント国際ピアノコンクール(英国)第3位。ソロリサイタルを鹿児島とロンドンで15回開催。 第34回春の新人賞、第21回かぎん文化財団賞を受賞。現在、鹿児島国際大学、鹿児島女子短期大学、 鹿児島県立松陽高校音楽科の非常勤講師を務めるほか、日本演奏連盟、日本ピアノ教育連盟会員。 みやまコンセール協力演奏家。

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