~聴感美味~

リコーダー&チェンバロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ピアノ ~バロックから現代を紡ぐ音楽会~  

リコーダー:中村栄宏 大塚照道
チェンバロ・ピアノ:畠中香樹
リコーダー・ヴィオラ・ダ・ガンバ:吉嶺史晴


12月13日(火曜日)サンエールかごしま サンエールかごしま 19時開演(チケット発売中)

御挨拶


皆さま、このサイトへようこそお越しくださいました。 リコーダー奏者の吉嶺史晴です。
~聴感美味~(ちょうかんびみ)と題しまして、リコーダー、チェンバロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ピアノによる音楽会を企画いたしました。

佐渡、熊本、鹿児島イイテラスホールと開催してまいりましたこの音楽会シリーズは12月13日のサンエールかごしま公演をもってフィナーレとなります。

同シリーズ最終公演となるこの会では日本を代表する若手リコーダー奏者として名高い中村栄宏、大塚照道、そしてチェンバロ・ピアノに若手ホープ畠中香樹、私吉嶺はリコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバで出演いたします。
他では決して聴くことの出来ない演目を準備して皆さまをお待ちいたします。
どうぞ、御期待ください!
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

プログラム


作者不詳(吉嶺史晴 編曲)アルトリコーダー二重奏、チェンバロ、ヴィオラ・ダ・ガンバのための「グリーンスリーブス」(新編曲 初演)

J.V.エイク イギリスのナイチンゲール(独奏:大塚照道)

吉嶺史晴 無伴奏テナーリコーダーのための「ララバイ」(独奏:中村栄宏)

G.Ph.テレマン アルトリコーダー、チェンバロ、ヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲ホ短調

*****休憩*****

吉嶺史晴 「キャラバン」III(初演)

向井 響 テナーリコーダー二重奏のための「二人静」

S.ジーグ アフリカ組曲 第二番 

吉嶺史晴 「えんやこら」II (初演)



::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

プログラムノート


音楽会の始まりは「グリーンスリーブス」です。ヴィオラ・ダ・ガンバの保続低音を中心とする自由な即興が高まってゆきます。 そして、ついにあの有名な旋律が始まるのですが、そこではアイリッシュ・スコティッシュの笛を思わせる節回しと共に2本のアルトリコーダー、チェンバロの右手、そしてヴィオラ・ダ・ガンバによる変奏が繰り返されます。 クライマックスを経た後にはやがて神秘的なリタルダンドを伴って曲は終わります。

続いて大塚照道による「イギリスのナイチンゲール」、中村栄宏による「ララバイ」と無伴奏リコーダー作品が2曲続きます。 バロックと21世紀日本の無伴奏リコーダー作品の世界を存分にお楽しみください。

そしてこの音楽会の柱となるのが18世紀ドイツの巨匠テレマンの協奏曲です。 原曲はアルトリコーダー、トラヴェルソ(バロック期のフルート)、通奏低音を伴う弦楽合奏という編成となっています。 本日はトラヴェルソのパートに音域を同じくするヴォイスフルート、そして弦楽と通奏低音のパートをチェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバに割り当てた版で演奏します。 全部で4つの楽章から成っており協奏曲としては非常に大規模なものとなっています。 それぞれの楽章のコントラストも聞き逃せないポイントとなることでしょう。

休憩の後は吉嶺史晴作曲の「キャラバン」IIIです。もともとアルトリコーダーとピアノという編成でしたが本日の音楽会にあわせてリコーダー三重奏とピアノという形でより大きな編成に書き直してみました。 続いては向井響作曲の「二人静」。これはもともと中村栄宏が彼の演奏会のためにリコーダーと尺八のための作品を委嘱して出来上がったものですが、本日はそれを作曲者自身がテナーリコーダー二重奏に書き直した版で演奏いたします。

S.ジーグのアフリカ組曲第二番は「早朝に」「大いなる川」「市場にて」という標題のある三つの楽章から出来ています。リコーダー愛好家諸氏のレパートリーとしても有名なこの曲を大塚、中村、吉嶺というプロ奏者がどのように仕上げるのか、どうぞ注目ください。

プログラム最後は吉嶺史晴作曲「えんやこら」IIです。これは2015年に「天の岩戸」神話を題材としてリコーダー二重奏、チェンバロ、ヴィオラ・ダ・ガンバのために書いた作品のなかの楽章「うずめのみことの踊り」を抜粋しました。 本日はリコーダー三重奏とピアノ用に新しく編曲したものを演奏します。「キャラバン」III、そして「えんやこら」IIいずれも新しい編曲の初演となります。 どうぞ、御期待ください。(F.Y.)
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

使用楽器紹介


T.Stanesby Jr.F管アルトリコーダー a’=415Hz 平尾重治 1997年5月1日 製作
リコーダー・フルート奏者の田中潤一さんが2010年に急逝されるまで使用していた楽器です。
この楽器は音程が低く、かなりの暴れ馬でしたが、中部管を約1ミリ削ったことでppと繊細なニュアンスを手にしました。
少ない息でも音程が低くなり難く、選択できる音色のバリエーションが豊富です。
たくさんの人の手を経て私のもとに来てくれた大切な楽器です。(大塚照道)

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


F菅アルトリコーダー a'=442Hz
中村専用カスタマイズが何重にもされた、モーレンハウエル社製、グレナディラ材の最低音が拡張されている、モダンアルトです。量産品モデルではありますが、ブロック(口栓)は特注品、タンポ(キイ裏のパーツ)も特注でコルクタンポに変更してあり、何人もの職人の手によって、市販品を遥かに上回る脅威の音量と魅力的な力強い響きが自慢の一品です。この楽器で演奏される楽曲は従来のリコーダーの可能性を大きく広げてくれることでしょう。(中村栄宏) 
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


F菅アルトリコーダーa'=392Hz フレデリック・モルガン製作
1994年のことでした。フランダースリコーダーカルテットのB.スパンホフさんより「面白い楽器があるから見にゆかないか」と誘われました。ベルギーのルーヴァンという街にある「ラ・プティット バンド」マネジメント事務所の屋根裏部屋。 事務所主催の公演で発注され、公演後使われなくなったモルガン氏製作のリコーダーが6本眠っていました。そのなかの1本です。(吉嶺史晴)

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

演奏者プロフィール

****************************
リコーダー:大塚照道(おおつかてるみち)

上野学園大学・演奏家コース(リコーダー専門)を卒業。
在学中は学内での協奏曲演奏会にソリストとして抜擢されたほか、上野学園大学特待生、福島育英会奨学生として手厚い支援を受ける。第27回山梨国際古楽コンクール本選出場。リコーダーを比田井裕、太田光子、山岡重治の各氏に、古楽アンサンブルと通奏低音を櫻井茂、金子浩、戸崎廣乃の各氏に師事。 K.ブッケ、W. van. ハウヴェ、L.ホルシュらのマスタークラスを受講。「東京・春・音楽祭」「東京リコーダー音楽祭 2019」「草加国際ハープフェスティバル2019」などに出演。リコーダーアンサンブル《ラ・ルベルティーナ》、古楽アンサンブル《プティ・ヴィオロン》にメンバーとして参加しているほか、《東京古楽団》《コントラポント》《アントネッロ》などに参加。東京リコーダー協会講師。


****************************
リコーダー:中村栄宏 (なかむら ひでひろ)

三重県桑名市出身。東京理科大学大学院工学研究科電気工学専攻修了。ソフトバンク株式会社にエンジニアとして入社後、音楽家へ転向のため退社。岡田文化財団、三重県の助成を受け、オランダ・アムステルダム音楽院リコーダー専攻を学部、大学院ともに特別栄誉賞付き満点首席で卒業。令和3年度文化庁新進芸術家海外研修生。三重県より、第20回三重県文化賞・文化新人賞を受賞。NHK-FM「リサイタル・パッシオ」にソリストとして単独出演するほかに、オランダを拠点とする「Royal Wind Music」に、メンバーの一員として参加経験を持つ。 リコーダーをE・ボスグラーフ、J・イザック、W・v・ハワヴェ、日置美知代、吉澤実の各氏に師事。音楽理論を土田京子氏に師事


****************************
チェンバロ・ピアノ:畠中香樹(はたなかこうき)

鹿児島県出身。新潟県立新潟中央高校音楽科卒業。京都市立芸術大学音楽学科ピアノ専攻卒業。パリ・エコール・ノルマル音楽院ピアノ第5課程Execution修了。これまでにピアノを土田晴子、中沖玲子、遠藤吉比古、林直美の各氏に師事。楽曲分析を後藤丹氏に師事。第8回ベーテン音楽コンクール全国大会第1位。第24回若き音楽家たちのコンサートに出演、並びに宝山賞受賞。鹿児島友の会第27回奨学生として霧島国際音楽祭2022(ピアノ・ヴィルサラーゼクラス)に参加。鹿児島県文化振興財団アーティストバンク登録アーティスト。みやまコンセール協力演奏家。


****************************
リコーダー・ヴィオラ・ダ・ガンバ:吉嶺史晴(よしみねふみはる)

鹿児島市出身。東京学芸大学卒業。ブリュッセル王立音楽院修士課程(音楽理論・作曲)修了。 1992年ベルギー政府給費留学生として渡欧。1993年アントワープ国際現代音楽コンクール(ベルギー)"Orpehus Prijs'93"特別賞。 1995年ガウデアムス国際現代音楽コンクール(オランダ)第2位。 1995年~1999年の間、フランダース・リコーダー・カルテットに所属し、世界各国での演奏活動に参加。同メンバーとしてドイツ・グラモフォンを始めとするヨーロッパ有名レコード会社より6枚のCD制作に参加。 2001年に帰国。現在、鹿児島国際大学国際文化学部講師。みやまコンセール協力演奏家。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

リンク






チケットお申込み用サイト(paypalまたはクレジットカード)

吉嶺史晴のブログ

中村栄宏ウェブサイト

大塚照道ツィッター

~聴感美味~リコーダー&チェンバロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ピアノ
バロックから現代を紡ぐ音楽会

企画・制作 南国レコード
メール:nangokurecords@goo.jp
電話:099-229-4452